ごあいさつ
明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのことと お慶び申し上げます。平素は京都府測量設計業協会の活動に 多大なるご理解とご支援を賜りまして、誠にありがとうござ います。
昨年は元日に発生した「令和6年能登半島地震」で始まり、9月にはその復旧活動に追い打ちをかけるような台風10号による豪雨が北陸能登地方を襲い、大規模な複合災害となりました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
このように台風や線状降水帯等による大雨や予知できない地震が日本各地で頻発した1年でありました。特に、近畿地方では南海トラフ巨大地震の発生も危惧されていますし、京都市域では花折断層帯を震源とする地震の発生が懸念されています。
これら地震災害においては、発災時の救助・救援を支える道路啓開を迅速・適切に行うことが必要不可欠であるため、国土交通省、京都府、京都市において、「京都府域道路啓開計画」の策定が進められており、当協会も計画策定ワーキンググループに参加し、大規模地震が発生した際に家屋の崩壊や土砂崩れ等により、道路管理者による緊急輸送道路の被災状況調査を行うことが困難な区間について、協会員各社保有のドローンを活用した被災調査を行うことが想定されています。
国による「防災・減災 国土強靭化5か年加速化対策」も今春から最終年度となります。その後は、「改正国土強靭化基本法」に基づく「実施中期計画」に施策の内容や事業規模が明記され、国土強靭化の取組が進められることとなります。
様々な災害が激甚化・頻発化し想定される中、当協会は測量設計の技術を通じ「地域の守り手」として、京都府をはじめとする府内市町村とともに、地域の安全・安心な暮らしを守るべく、引き続き、会員が一丸となって、社会資本整備促進の一翼を担っていく所存であります。
そのためにも、「働き方改革」を推進し、老若男女を問わず「新4K(給与がよい・休暇がとれる・希望がもてる・かっこいい)」で人が集う魅力ある業界となれるように、当協会の活動を充実・強化させていきますので、皆様には益々のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
結びに、令和七年が皆様にとりまして、明るく活気ある、実り溢れた素晴らしい一年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人 京都府測量設計業協会
会 長 菊 地 博 之